親権変更体験談

調査官調査報告書に反論するが親権者変更に合意してしまう。第3回調停期日【親権変更⑮】

2020年11月17日(火) 第3回調停期日

調停が始まり、先に私の番から始まりました。
調査官・調停委員からは「調査報告書は読まれましたか?」「それに対してどう思いますか?」の質問から始まりました。

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調査報告書の内容は受け止めるが、それに対して意見したい点などたくさんありました。
弁護士さんから言われた意見も取り入れて急遽資料をこの日のために必死に作り上げました。
その資料を調査官・調停委員に提示し、話し、伝えました。

調査官調査報告書への意見

〇生理の事が言いづらいことについて

長女とは生理についての話もすることはある。
過去に生理用パンツも長女と一緒にイトーヨーカドーへ買いに行ったこともある。
ナプキンも頼まれて何度か買って来たこともある。
最近でも「今日生理だから温泉は行けない」と普通に会話をしている。
祖母と叔母も初めての生理が来る前から気に掛けてくれて長女に声を掛けてくれていた。
長女の初めての生理が月一回の面会交流時というタイミングに来てしまったため、生理についてはママに相談した方が良いという状況になってしまった。

 

〇女性と会わせた事について

離婚してから6年くらいの間で、大阪の人と、福岡の人と、ともに一年間くらいお付き合いをしていた時期があった。
私自身も会う回数は、子供達が面会交流で申立人と過ごしている時とし、その中でも2~3ヶ月に一度程度しかお付き合いしていた女性とは会ってはいなかった。
そういったお付き合いの中で子供を、大阪、福岡へ連れて行ったこともある。
観光をメインに行き子供達も楽しんでいたが、子供達がその一度だけでもそんなに嫌がっていたことに気付けず申し訳ないことをしたと思う。

 

〇長女がひとりっきりなってしまうことについて

長女が小さい頃はみんなで一緒に海行き、帰りに公園などに行くパターンが多かったが、成長していくとともに段々とお友達と遊ぶ事も増え、海に限らず、他の場所へのお出掛けなどするよりお友達と遊んだり、家でのんびりと過ごした方が良いと言うようになった。

仕事が土日休みのため、どちらかは1日は(長女を祖母などにみてもらうなどして)息子たちと海へ、もう1日は長女が行きたい場所へお出かけ、という休日の過ごし方をしていたが、長女とのお出掛けの日に長女は「今日は家でのんびりしたい」と言う日もあるので、それならばと息子たちが「海行きたいと」騒ぎ始める。
そのような状況の時に海へ行ってしまう事もあったので、そこは息子たちにも言い聞かせてでも、何もしなくても私は家にいてあげれば良かったと思う。

 

〇休日に一人で出かけてしまうということについて

上記の事と同様の事だが、次男が面会交流時に私と長女で休日を過ごしている時に、長女にお買い物や外食などを誘っても「今日は行かない」と言い、長女は家でのんびりと過ごしているのでそんな時はひとりで海へ行くような事はたまにはあった。
犬を飼えば「一緒に海へ行って犬と遊んでる」と長女が言ったこともあったので思い切って犬を飼ったが、これまで犬を連れて一緒に海へ付いてきたのは2回程しかない。

 

〇子供達が食事の片付けをしないことについて

申立人の夫は、お皿の片付けが出来るように躾をしたいと言っているが、こちらでの生活では子供達は片付けはきちんとしている。
申立人との面会交流時は大いに甘やかせて、居心地を良くさせていると思われる。

 

〇カップラーメンで昼食を済ませることについて

息子たちと海へ行き昼食時間に帰宅できず、長女に「カップラーメンを食べて」とLINEをした事もたまにはあるが、祖母に昼食をお願いするから長女に「何が食べたい?」と聞いても「カップラーメンでいい」と好んで食べることもある。
どこの家庭でもたまにはカップラーメンで休日の昼食を済ませることはないのか?
カップラーメンでたまに昼食を取ることで「食生活が悪い」と長女が思うのか?(これについては元妻が長女に言うように指示したように感じました)

こちらの主張と考え

主張

以下の資料の通り、申立人は、長女に対しては一方的に何度も働きかけをしている。
「もうわからないよ」「もういやだ」など長女も困っている。
「転校はいやだよ」言っているのにも関わらず申立人は強硬して長女を説得している。

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過去に離婚裁判時にも長男に調査官調査があり、その時の事をあげ「「わからない」「どっちでもいい」と長男が言ったからそのままになっちゃった!」と発言内容を誘導したりしている。

こちらの行動の探りを入れて「彼女と会っている」等、色々と吹き込んで相手方の印象を悪くしている。

7月のメッセージやりとりでこれだけ働きかけや、吹き込みをしているので7月以前や最近まで、面会交流時や電話でどれだけの事を子供達に言っていたのかが想像できる。

長女はまだ中学一年生で、次男に比べると精神的に未成熟であり、感情に流されてしまうため、長女の言葉を過度に重視すべきではない。

三日前の11月14日にも「犬をもう一匹飼いたい」「新しい車買うならまた大きい車にして」と言うこともあり、転校することを現実的に考えていないと思われる。

母親の助けがあってもやはり中学生での転校は大きな負担となる。
万が一、転校を機にいじめでも起きたら取り返しがつかない。
女の子は特に今の時代SNSを利用したいじめや、仲間外れが激しい。

長女の性格は長年近くで見てきた私がよく理解しており、家では私や兄に強くいられるが、外へ出ると内気なってしまう。
学校での三者面談でも学校ではすごく大人しい事を先生からいつも言われ、家では逆に威張っている事を伝えると「内弁慶な性格なんだね」と担任の先生から言われた。
そのため転校に対応出来る性格の子供なのか、学校での様子を調査官調査をお願いしたい。
子供の人生に関わることだからお願いしたい。
その中でも保育園の時からの仲良しの親友が2人いて、今でも楽しそうによく遊んでいる。

先日11月15日に次男と長女と私の三人でショッピングモールへ出掛けてフードコートで食事をし、長女が後からフライドポテトを食べたいと言ったので、「自分で買ってきな」とお金を渡し買いに行ったが、従業員がレジに居なくて、厨房にいたため「すいません」と呼ぶことも出来ず戻って来たこともあった。
長女はそういった内気な性格なため、転校などして言いたいことも言えず、我慢していじめの標的にされるかとても心配である。

次男に対しては別添資料の通り、申立人は、電話やメッセージを何度もして、相手方と「何を話した?」等聞き出そうとしている。

次男の調査官面談は5日後に控えていたが「〇〇(今の苗字)じゃないと絶対にいかない」と申立人に対してハッキリと言っている。
このことより、相手方とのこのままの生活でも問題ないと思える。

子供達は申立人より色々と説得され調査官面談に臨んでいる。
こちらからは子供達の精神的なことを考えて、親権変更の事についての話は必要最小限にとどめている。

子供達から「パパと暮らすのは嫌だ」と思われて親権者変更となれば仕方ないと納得出来るが、申立人から監護している父親の悪口を子供達に言ったり、変な吹き込みを行ったり、夫が九州に行っている間「ママひとりでさみしいよ」等LINEを送ったり、子供たちの心を惑わせた結果によりここまで私自身頑張ってきたものが崩れ、さらに子供達の生活環境が変わってしまう事は納得できない。

また、離婚話が出て私が冷却期間として別居していて実家で住んでいた平成25年5月に匿名の手紙が実家に届いた。(この密告手紙の原本を提出しました)

妻の浮気疑いから確信に変わる。密告電話に続き今度は密告手紙が届く2013年4月30日(火) 密告手紙が届く 実家に私宛に封筒に入った手紙が届く。 差出人は書かれていない。 中身を確認すると以...
差出人の身に危険がおよぶと記載されていたため離婚裁判時には証拠等として提出しなかったが、今回は子供を守るためにも提出することにした。

相手に身の危険をおよぼす事をするような男性と子供達を一緒に生活させるのは不安で仕方ない。
次男は体格もよく自分の身は守れるが、長女は特に心配。
何かあってからでは遅い。
この手紙に記載されている通りskypeへのログインは出来てしまった。
当時証拠として押さえていたログインしたスクリーンショットした画像は残っています。

 

考え

調査官調査結果より子供達の気持ちも分かる部分もあり、次男については高校生からのタイミングも悪くはないので、次男の意思を尊重して志望校決定も迫っているので親権変更を受け入れる。

長女に関しては、親権変更を受け入れるとしても、主張で述べた通りの理由から、今ではなく転校せずに済む高校生になるタイミングとする。

母親ともっと会いたいとの気持ちや、女親の必要性も理解したので面会交流は長女の希望に沿って、必要なら毎週末に増やし、長期休み中も面会交流回数を増やし、それを長女に伝え早々に実行したいと思う。

上記の妥協案で次男の親権が変更となる場合は監護権は3月まではこちらとなるが、次男の高校は責任を持って入試・入学をさせてほしい。
次男が学校に提出する書類等、保護者と生徒名の苗字が違うことを嫌がるのなら3月までは親権は変更せずにいる。そこは次男の意見を確認したい。
3月までの三者面談等も私に代わり出席をお願いしたい。(中学校には事情説明するので)

祖母との再度同居についても以前は「子供が望むなら」と思っていたが、長女が嫌がることがなければ再度同居することを祖母と話し合って決めた。

必死な思いで調査官・調停委員に伝えましたが全く響いていないのが分かりました。

長女の親権を主張しても調査官からは「長女が裁判所で話してくれた事を尊重してあげてください」と言ってきます。

調査官からは「密告手紙については匿名なのであまり有効的ではない」と言われてしまいました。
「元妻にこの密告手紙を見せてもいいか?」と問われましたので「見せてもいい」と答えました。

他には私からの意見には特に質問も無く、「調査報告書では子供達はこう言っていますが、どう思いますか?」のような質問ばかりです。

一旦、元妻と調停を入れ替わりました。
調査官・調停委員みんなして親権変更を認めさせようとする雰囲気で何だか悔しかったです。

しばらく経ってからまた私の番となり、部屋に入りました。
この時は調査官・調停委員とさらに裁判官も来ていました。

裁判官からも調査報告書の結果より親権変更を認めるように諭さられます。

裁判官からは

  • 今まで本当によく頑張ってきた
  • 今回は父親から母親にバトンタッチということで

など労いの言葉を掛けられました。

裁判官から直接親権変更を促されるように言われてしまうと厳しい状況です。
もう追い込まれてどうにもならない心境でした。

ここで私は裁判官に対して審判に移行する気持ちがあることを伝えました。

そして審判に移行した場合は裁判官は変更するのか目の前の裁判官に聞いてみました。

答えは「その場合の裁判官も私です」でした・・・

その瞬間もう争っても無理だと思いました。
目の前の裁判官から親権変更を促されていて、審判に移行したからって同じ裁判官の意見が変わるはずもありません・・・

弁護士さんからは「裁判所の判断を覆すのと、家裁の判断を高裁で覆すのとでは一般に後者、高裁で覆す方が大変です」と言われていたのでもう万事休すの状態です。

それを考えた瞬間、さらにもう争っても無駄だと思い親権変更を認めることを決意しました。
今まで子供達と旅行などに行った楽しかった思い出が頭の中を駆け巡りました・・・

そんな人生を左右する大切な話を上の絵の様なパーテーションとパーテーションの繋ぎ目から覗き込むような感じで裁判官と会話をしました。
こんな大事な話でこの体勢での会話はないだろう・・・と思いました。

親権変更を認めるにしても養育費を私の考えている1万円くらいで取り決めをしたいことを裁判官に伝えました。

裁判官からは「それを言うとお金と親権との引き換えみたいで心証は良くない」「今、決める必要はない」と言われてしまいました。

私は何万円も養育費を払うのは納得いかないので、弁護士に参考に養育費を算出してもらって出た1万円くらい。今まで私が元妻から貰っていた1万円くらいでこの機会に取り決めをしたかったですが、裁判官は頑なに「今、取り決める必要はない」と言われたので養育費についての取り決めは今回は話し合うことは辞めることにしました。
(この記事を書いている今となって分かったことですが、元妻からは養育費の請求はなく、裁判官も請求があってから考えれば良いとの思いからあの時取り決めをしない方が良いと言ってくれたかもしれません)

そしてこの日、親権変更することを裁判官・調査官・調停委員の前で認める事となりました。

次回の調停時に、3月までの面会交流内容についてと、親権変更となった後の4月からの面会交流内容について取り決めを行い、調停調書の作成をすることになりました。

私の中では3月までの元妻と子供達の面会交流はもう自由にしてくれと既に考えていました。

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